針葉樹は400年以上の長きにわたり、アメリカから各国に輸出されています。今日ではアメリカは持続可能な環境保全型資源である最高品質の木材を供給する地域として世界的に知られています。ではその人気の理由を幾つか挙げてみましょう。
- 寸法と応力等級の標準化
- 統一された単一の等級格付システムによる品質管理
- 強度と耐久性
- 防腐処理および難燃処理に対応する適合性
- 施工の標準化
また、針葉樹は一般に広葉樹よりも軽く、柔軟性と強度があり、寸法も安定しています。針葉樹の細胞構造は比較的単純ですが、繊維が長く均一で密に詰まっているため、重量の割に強度が高くなっています。構造材や繊維版・集成材として理想的なだけでなく、再加工材、工業用材、また美観が最も重視される最終製品にも適しています。
オレゴン州が属するアメリカ西部は気候、土壌、気温等、理想的な生育条件に恵まれ、商業価値の高い針葉樹を豊富に産出しています。伐採と再植林の過程は厳しい環境保護法のもとで慎重に管理され、治水、生物種の多様性、絶滅の危機に瀕した種の生息地域保護に関しても周到な注意が払われています。